尾道市議会 > 2004-03-01 >
03月01日-02号

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  1. 尾道市議会 2004-03-01
    03月01日-02号


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    平成16年第1回 2月定例会              平成16年3月1日(月曜日)  ────────────────── * ──────────────────                 議事日程第2号           (平成16年3月1日 午後1時30分開議)第1 議案第1号 平成15年度尾道市一般会計補正予算(第6号)   議案第2号 平成15年度尾道市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)   議案第3号 平成15年度尾道市住宅資金貸付事業特別会計補正予算(第2号)   議案第4号 平成15年度尾道市千光寺山索道事業特別会計補正予算(第2号)   議案第5号 平成15年度尾道市夜間救急診療所事業特別会計補正予算(第2号)   議案第6号 平成15年度尾道市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)   議案第7号 平成15年度尾道市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)   議案第8号 平成15年度尾道市尾道大学事業特別会計補正予算(第2号)   議案第9号 平成15年度尾道市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)   議案第10号 平成15年度尾道市水道事業会計補正予算(第1号)   議案第11号 平成15年度尾道市自動車運送事業会計補正予算(第1号)   議案第12号 平成15年度尾道市病院事業会計補正予算(第1号)   議案第13号 市道路線の認定について   議案第14号 市道路線の認定について   議案第15号 市道路線の廃止について   議案第17号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例案   議案第18号 尾道市公の施設における指定管理者指定手続等に関する条例案   議案第19号 尾道市児童遊園地設置及び管理条例の一部を改正する条例案   議案第20号 尾道市国民健康保険条例の一部を改正する条例案         (以上19案一括上程予算特別委員長報告)第2 議案第16号 財産の取得について         (予算特別委員長報告)第3 議案第21号 平成16年度尾道市一般会計予算   議案第22号 平成16年度尾道市港湾事業特別会計予算   議案第23号 平成16年度尾道市国民健康保険事業特別会計予算   議案第24号 平成16年度尾道市住宅資金貸付事業特別会計予算   議案第25号 平成16年度尾道市千光寺山索道事業特別会計予算   議案第26号 平成16年度尾道市駐車場事業特別会計予算   議案第27号 平成16年度尾道市夜間救急診療所事業特別会計予算   議案第28号 平成16年度尾道市公共下水道事業特別会計予算   議案第29号 平成16年度尾道市老人保健事業特別会計予算   議案第30号 平成16年度尾道市介護保険事業特別会計予算   議案第31号 平成16年度尾道市尾道大学事業特別会計予算   議案第32号 平成16年度尾道市漁業集落排水事業特別会計予算   議案第33号 平成16年度尾道市水道事業会計予算   議案第34号 平成16年度尾道市自動車運送事業会計予算   議案第35号 平成16年度尾道市病院事業会計予算   議案第36号 尾道市部課設置条例の一部を改正する条例案   議案第37号 尾道市職員定数条例の一部を改正する条例案   議案第38号 地方公営企業労働関係法の改正に伴う関係条例の整理に関する条例案   議案第39号 尾道市特殊勤務手当条例の一部を改正する条例案   議案第40号 尾道市報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例案   議案第41号 非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例案   議案第42号 尾道市特別職職員退職手当支給条例の一部を改正する条例案   議案第43号 尾道市手数料条例の一部を改正する条例案   議案第44号 尾道共同福祉施設設置及び管理条例を廃止する条例案   議案第45号 尾道市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例案   議案第46号 尾道市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案   議案第47号 尾道市立市民病院使用料手数料条例の一部を改正する条例案   議案第48号 尾道市汚水処理施設設置及び管理条例の一部を改正する条例案   議案第49号 尾道市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例案   議案第50号 尾道市法定外道路、河川等の管理及び占用料徴収条例案   議案第51号 尾道市準用河川区域内占用料徴収条例の一部を改正する条例案   議案第52号 尾道市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例案   議案第53号 尾道短期大学設置及び管理条例等を廃止する条例案   議案第54号 尾道市立幼稚園保育料及び預り保育保育料徴収条例の一部を改正する条例案   議案第55号 尾道市放課後児童会条例の一部を改正する条例案   議案第56号 職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例案   議案第57号 尾道市職員退職手当支給条例等の一部を改正する条例案   議案第58号 尾道市職員給与条例の一部を改正する条例案         (以上38案一括上程、総体説明)                                    以 上  ────────────────── * ──────────────────本日の会議に付した事件日程第1 議案第1号 平成15年度尾道市一般会計補正予算(第6号)     議案第2号 平成15年度尾道市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)     議案第3号 平成15年度尾道市住宅資金貸付事業特別会計補正予算(第2号)     議案第4号 平成15年度尾道市千光寺山索道事業特別会計補正予算(第2号)     議案第5号 平成15年度尾道市夜間救急診療所事業特別会計補正予算(第2号)     議案第6号 平成15年度尾道市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)     議案第7号 平成15年度尾道市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)     議案第8号 平成15年度尾道市尾道大学事業特別会計補正予算(第2号)     議案第9号 平成15年度尾道市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)     議案第10号 平成15年度尾道市水道事業会計補正予算(第1号)     議案第11号 平成15年度尾道市自動車運送事業会計補正予算(第1号)     議案第12号 平成15年度尾道市病院事業会計補正予算(第1号)     議案第13号 市道路線の認定について     議案第14号 市道路線の認定について     議案第15号 市道路線の廃止について     議案第17号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例案     議案第18号 尾道市公の施設における指定管理者指定手続等に関する条例案     議案第19号 尾道市児童遊園地設置及び管理条例の一部を改正する条例案     議案第20号 尾道市国民健康保険条例の一部を改正する条例案日程第2 議案第16号 財産の取得について日程第3 議案第21号 平成16年度尾道市一般会計予算     議案第22号 平成16年度尾道市港湾事業特別会計予算     議案第23号 平成16年度尾道市国民健康保険事業特別会計予算     議案第24号 平成16年度尾道市住宅資金貸付事業特別会計予算     議案第25号 平成16年度尾道市千光寺山索道事業特別会計予算     議案第26号 平成16年度尾道市駐車場事業特別会計予算     議案第27号 平成16年度尾道市夜間救急診療所事業特別会計予算     議案第28号 平成16年度尾道市公共下水道事業特別会計予算     議案第29号 平成16年度尾道市老人保健事業特別会計予算     議案第30号 平成16年度尾道市介護保険事業特別会計予算     議案第31号 平成16年度尾道市尾道大学事業特別会計予算     議案第32号 平成16年度尾道市漁業集落排水事業特別会計予算     議案第33号 平成16年度尾道市水道事業会計予算     議案第34号 平成16年度尾道市自動車運送事業会計予算     議案第35号 平成16年度尾道市病院事業会計予算     議案第36号 尾道市部課設置条例の一部を改正する条例案     議案第37号 尾道市職員定数条例の一部を改正する条例案     議案第38号 地方公営企業労働関係法の改正に伴う関係条例の整理に関する条例案     議案第39号 尾道市特殊勤務手当条例の一部を改正する条例案     議案第40号 尾道市報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例案     議案第41号 非常勤の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例案     議案第42号 尾道市特別職職員退職手当支給条例の一部を改正する条例案     議案第43号 尾道市手数料条例の一部を改正する条例案     議案第44号 尾道共同福祉施設設置及び管理条例を廃止する条例案     議案第45号 尾道市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例案     議案第46号 尾道市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案     議案第47号 尾道市立市民病院使用料手数料条例の一部を改正する条例案     議案第48号 尾道市汚水処理施設設置及び管理条例の一部を改正する条例案     議案第49号 尾道市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例案     議案第50号 尾道市法定外道路、河川等の管理及び占用料徴収条例案     議案第51号 尾道市準用河川区域内占用料徴収条例の一部を改正する条例案     議案第52号 尾道市教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例案     議案第53号 尾道短期大学設置及び管理条例等を廃止する条例案     議案第54号 尾道市立幼稚園保育料及び預り保育保育料徴収条例の一部を改正する条例案     議案第55号 尾道市放課後児童会条例の一部を改正する条例案     議案第56号 職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例案     議案第57号 尾道市職員退職手当支給条例等の一部を改正する条例案     議案第58号 尾道市職員給与条例の一部を改正する条例案  ────────────────── * ──────────────────出席議員(25名)    1番 高 橋 紀 昭             2番 杉 原 璋 憲    3番 三 浦 幸 広             4番 奥 田 徳 康    5番 越 智 征 士             6番 山 戸 重 治    8番 荒 川 京 子             9番 寺 本 真 一   10番 魚 谷   悟            11番 藤 本 友 行   12番 佐 藤 志 行            13番 井 上 文 伸   14番 山 中 善 和            15番 村 上 俊 昭   16番 檀 上 正 光            17番 東 山 松 一   18番 平 田 久 司            19番 金 口   巖   20番 永 田 明 光            21番 松 谷 成 人   22番 神 田 誠 規            23番 木 曽   勇   24番 助 永 一 男            25番 高 垣   等   26番 宇円田 良 孝欠席議員(1名)    7番 植 田   稔  ────────────────── * ──────────────────説明のため出席した者   市長      亀 田 良 一      助役      若 住 久 吾   収入役     村 上 康 則      教育長     平 谷 祐 宏   参事(合併担当)村 上 年 久      消防団・消防水利担当参事                                岡 本 英 明   企画財務部長  藤 井 正 喜      総務部長    西 岡 伸 夫   市民生活部長  田 頭 敬 康      産業文化部長  中 司 孝 秀   土木建設部長  中 司 勝 彦      都市部長    石 田 雅 和   市民病院事務部長加 納   彰      教育次長    瓜 生 八百実   水道局長    麻 生 宏 治      交通局長    吉 本 宗 雄   財務課長    岩 井   誠      総務課長    門 田 昭一郎   児童課長    本 山 勝 美  ────────────────── * ──────────────────事務局出席者   事務局長     浜 谷 勝 利     事務局次長   吉 原 敏 夫   議事調査係長   村 上 慶 弘     議事調査係主任 坂 本 節 子   議事調査係主事  半 田 敬 二  ────────────────── * ──────────────────                午後1時30分 開議 ○議長(松谷成人) ただいま出席議員25名であります。 定足数に達しておりますから、これより本日の会議を開きます。  ────────────────── * ────────────────── △諸般の報告 ○議長(松谷成人) この際、諸般の報告をいたします。 7番植田議員よりは差し支え不参加の旨、届け出がありました。  ────────────────── * ────────────────── △議事日程 ○議長(松谷成人) 本日の議事日程は、お手元に印刷、配付のとおりであります。  ────────────────── * ────────────────── △会議録署名議員の指名 ○議長(松谷成人) 本日の会議録署名議員は、会議規則第79条の規定により、議長において12番佐藤議員及び13番井上議員を指名いたします。  ────────────────── * ────────────────── △日程第1 議案第1号~議案第15号・議案第17号~議案第20号 ○議長(松谷成人) これより日程に入ります。 日程第1、議案第1号平成15年度尾道市一般会計補正予算(第6号)から議案第15号市道路線の廃止についてまで、議案第17号議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例案から議案第20号尾道市国民健康保険条例の一部を改正する条例案まで、以上の19案を一括議題といたします。 予算特別委員長の報告を求めます。 11番、藤本議員。 ◆11番(藤本友行) (登壇)ただいま一括議題に供されました議案につきまして、予算特別委員会における審査の経過及びその結果を御報告申し上げます。 本委員会は、定例会初日の2月25日の本会議において議長を除く全員の構成で設置され、議案の審査を付託され、本会議終了後、議長において委員会が招集され、正・副委員長互選の結果、私が委員長に、植田委員が副委員長に選任されました。 審査の報告については、全体審査でありますので、簡単に御報告をさせていただくことを御了承願います。 最初に、一般会計補正予算について、委員より、高齢者向け優良賃貸住宅供給促進事業にかかわり、債務負担行為補正理由や補助金の減額要因とその内訳、入居者選定の公募時期及び方法、計画がおくれた理由、起債の繰上償還による歳入歳出の構成、今後繰上償還の対象となる縁故債現在高、法人市民税増額補正の要因、地方債残高見込み額繰上償還との関係、美術館費の特別展開催負担金増額補正の時期及び入場者見込み生活保護法第63条による費用返還金の件数及び内容、生活保護扶助費の増額要因、しまなみ交流館費のうち自主事業公演実施委託料の減額理由、農業施設整備事業債減額補正にかかわり、ため池等の整備策、児童福祉費保育所建設費国庫補助金返還金及び県補助金返還金の内容についてそれぞれ質疑、意見、要望があり、理事者よりそれぞれ答弁がありました。 次に、介護保険事業特別会計補正予算について、居宅介護サービス給付費及び施設介護サービス給付費増額補正の要因や第2期介護保険事業計画とのかかわりについて質疑、要望があり、理事者より答弁がありました。 さらに、議案第18号尾道市公の施設における指定管理者指定手続等に関する条例案について、対象となる施設や管理責任指定手続、この時期に提案する理由について質疑、要望があり、理事者より答弁がありました。 以上が審査の概要でありますが、採決の結果、19案については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上で予算特別委員長の報告とさせていただきます。 ○議長(松谷成人) 予算特別委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。委員長の報告に対し、質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 16番、檀上議員。 ◆16番(檀上正光) (登壇)市民連合を代表いたしまして討論を行います。 まず、議案に対する態度でございますが、提案されました議案19案すべてに賛成をいたします。 簡単にその理由と意見を述べておきたいと思います。 今回の補正は、事業の確定、完了したものについての増減と経費の削減に努めたことや予算執行における計数管理の徹底等に意を用いたものなどがうかがえるものでありまして、賛成をいたすものであります。 ただ1点申し上げるとするならば、これ以上市債残高をふやさないようにすること、あるいは市債残高を減らすことにこしたことはありませんが、当初予算との整合性とのあり方からすれば繰上償還ということがすべてではなく、全体的に考えれば課題が残るというふうに思います。 今後、地方分権が進むにつれ、行政主導から市民合意、市民との協働へと真に住民が主体となる予算編成予算執行となることが求められております。それはとりもなおさず行政主体も国からの自立がすべての面において求められていることにほかならないと思うからであります。 次に、若干の意見を述べておきます。 議案第18号の尾道市の施設における指定管理者指定手続に関する条例案についてでありますが、委員会でも多くの質問、意見が出されたところであります。これは地方自治法の第244の2の改正に基づく条例の制定として出された議案であります。 そもそも公の施設は、公共の利益のために多数の住民に対して均等に役務を提供することを目的に設置されるものでありまして、その管理運営においても適正な管理を確保することが必要であることから、委託先は限定されてきたところであります。 しかし、法改正の趣旨の一つには、今日の住民ニーズへの対応において民間事業者の能力やノウハウを幅広く活用することが有効と考えられてきたところでもあります。 折しも規制緩和の流れと地方分権の推進の中で、その住民ニーズの多様化に効果的、効率的に対応するためには、民間のノウハウの活用が有効であろうと考えられることから、管理の委託主体の法律上の制限を取り払うこととされた経過があります。 ということは、これからは地方分権の推進の中で、分権・自治の進展を図るための転換期を迎えるときでもあり、この指定管理者制度も自治体の監督権限がこれまでの管理委託以上に強化されることから、民間事業者参入もさることながら、今まで以上に市民団体やNPOの参入も可能となったのであります。 したがって、この条例の施行、運用に当たっては、あくまでも分権・市民自治の立場に立って取り組むように強く求めておきたいと思います。 以上、討論といたします。 ○議長(松谷成人) 10番、魚谷議員。 ◆10番(魚谷悟) (登壇)日本共産党議員団の魚谷悟でございます。日本共産党市議会議員団を代表して上程されている議案に対する討論を行います。 議案に対する態度ですが、議案第1号平成15年度尾道市一般会計補正予算(第6号)を含む19議案すべてに賛成をいたします。 賛成の理由は、各会計の補正予算やその他の議案についても妥当なものと判断をしたためですが、議案の審議を通じて明らかになった若干の問題点を指摘をしておきます。 第1は、議案第7号平成15年度尾道市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)についてです。 提案の理由は、居宅介護サービス施設介護サービスの両方の給付費の増加によるものとされています。介護保険制度の普及とともに利用者がふえ、そのための増額補正ということで妥当なものと判断し、賛成をいたします。 今回の補正予算の提案は、「12月議会」に続くものですが、12月議会では2,957万円の増額補正でした。今回は3億8,369万円の増額補正です。ですから、約2カ月間で相当な増額の提案となっています。予算特別委員会では、第2期介護保険事業計画とのかかわりで質問をしましたが、短期間のかなりの規模の増額という今回の事態は、現在の計画との関係や今後の計画作成に影響すると考えられますので、今後の計画に生かすためにも十分な分析をされるよう求めておきます。 第2は、議案第18号尾道市公の施設における指定管理者指定手続等に関する条例案についてです。 この条例は、地方自治法の改正により公の施設指定管理者制度が創設されたことに伴って、尾道市にある公の施設の管理を行わせる指定管理者の指定の手続などについて定める条例案です。 自治法の改正によって管理責任と委託、指定の対象が大きく変わり、今までは市の管理権限のもとで第三セクターや農協、町内会など公共的な団体が管理運営する形から、市の指定を受けた指定管理者が管理を代行し、指定の対象が株式会社などの民間営利団体でも可能になりました。 これらは財界の要請にこたえて民間委託からさらに一歩進める小泉構造改革路線による自治体リストラ、本来市がしなければならない仕事の外部委託化をねらったもので、住民にとって重要な公の施設から行政の責任を後退させ、公共性を危うくする危険性があります。しかし、この条例案は国の法改正によるものであること、条例案では個々の指定管理者の指定に当たって議会の承認が要ることなどの一定のチェックの仕組みや個人情報の保護についても触れられていること、委員会の質疑で指定管理者の指定に当たっては、公共性を損なわないようにとの求めに対し、前向きの答弁があったことなどを評価し、消極的ではありますが、賛成をするものです。 以上、日本共産党市議会議員団を代表しての討論とします。 ○議長(松谷成人) これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 19案を一括採決いたします。 19案に対する委員長の報告はいずれも可決であります。19案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松谷成人) 御異議なしと認めます。よって、19案は委員長の報告のとおり可決されました。  ────────────────── * ────────────────── △日程第2 議案第16号 ○議長(松谷成人) 次に、日程第2、議案第16号財産の取得についてを議題といたします。 この場合、地方自治法第117条の規定により、尾道市土地開発公社の理事の職にある議員の退席を求めます。                〔土地開発公社理事 退席〕 ○議長(松谷成人) 予算特別委員長の報告を求めます。 11番、藤本議員
    ◆11番(藤本友行) (登壇)ただいま議題に供されました議案第16号につきまして、簡単に御報告申し上げます。 なお、議案の審査に当たりましては、委員会条例第16条の規定により、尾道市土地開発公社の理事の職にある委員を除斥して行いました。 議案は、尾道ふくしむら用地の一部として尾道市土地開発公社が先行取得していた尾道市久保町字石山86番1ほか1筆の雑種地5,457平方メートルの土地を同公社から買い受けるもので、慎重審査の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上で予算特別委員長の報告とさせていただきます。 ○議長(松谷成人) 予算特別委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。委員長の報告に対し、質疑はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 これをもって討論を終結いたします。 これより議案第16号財産の取得についてを採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松谷成人) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。                〔土地開発公社理事 着席〕  ────────────────── * ────────────────── △日程第3 議案第21号~議案第58号 ○議長(松谷成人) 次に、日程第3、議案第21号平成16年度尾道市一般会計予算から議案第58号尾道市職員給与条例の一部を改正する条例案まで、以上の38案を一括議題といたします。 市長の総体説明を求めます。 亀田市長。 ◎市長(亀田良一) (登壇)ただいま上程いただきました平成16年度一般会計予算案を初め諸議案の御審議をお願いするに当たりまして、その大要と市政運営に関する所信を申し述べ、議員各位を初め市民の皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げたいと思います。 政府におかれましては、2004年度の経済見通しは、世界経済の回復が続く中、生産や設備投資の緩やかな増加が続き、民需中心の緩やかな回復過程をたどり、デフレ圧力は徐々に低下していくと見込んでおられます。しかしながら、地方財政を預かる者としては、景気回復の動きは大企業、製造業が中心であり、非製造業や中小企業などでは輸出増加の恩恵は受けがたく、いまだ限定的ではないかと実感をしております。円高やデフレの進行、本格的な回復に至らない雇用状況や所得環境など依然として厳しい状況が続いており、単なる緊縮財政ではなく適切・有効な対策を実行して、自律的な景気回復につなげていくことが肝要であろうかと考えております。 一方、地方財政におきましては、2003年度に引き続いて大幅な財源不足にあり、借入金残高が2004年度末には204兆円に達する見込みとなっており、今後の償還負担の増加が将来の財政運営に大きな支障を来すものと強く懸念される状況にあります。そのため、2004年度の地方財政計画において歳出を徹底して見直すこととされ、総額が約84兆円、対前年度比マイナス1.8%で3年連続の減少となっております。 さて、本市の財政状況ですが、依然として厳しい不況による影響がある中で、一部企業の業績の改善により法人市民税の増収が見込めるという明るい材料がございます。しかし一方では、いわゆる三位一体の改革によります地方交付税の落ち込みや国庫補助金の削減、多額の市債残高があり、少子・高齢化社会を背景とした義務的経費の増嵩などを考え合わせると、引き続いてさらに厳しい財政運営を余儀なくされるものと予測いたしております。しかしながら、厳しい状況とはいえ、来るべき地方分権に対応可能な安定した住民サービスを継続して提供できる自己完結型の自治体づくりを目指していく決意でございます。 2004年度の予算編成に当たりましては、厳しい財政状況を念頭に、限られた財源の重点配分、経費の効率化に努め、いかに投資効果を引き出すかということを重点に、次の5項目を基本に編成をいたしました。 まず最初に、御調・向島両町との合併を着実に行っていくということでございます。合併の仕上げの年度でございますので、ぎくしゃくしない自然体の合併を目指したいと考えております。 次は、少子・高齢化対策でございますが、少子化が進む中、子どもを安心して産み、育てることができるよう、子育て支援等の充実など、少子化対策を推進することが必要であると考えております。また、高齢化施策につきましては、いつまでも自宅で地域と一体となって生活が継続できる環境整備を基本として諸施策を総合的に推進してまいりたいと考えております。 3つ目は、住民生活の安全と地域経済対策でございますが、原田地区上水道拡張工事の開始に伴う出資金や2004年度から2カ年で行います消防庁舎の建設に係る負担金など地域住民生活の環境整備や安全に配慮いたしました。また、尾道駅前尾崎線や久保長江線久保工区が完了いたしますが、現在事業中の久保長江線防地工区の整備を引き続き図るとともに、新たに長江工区、川端2工区に着手することや雇用対策、地域企業等の育成対策を初め、住宅対策など民需誘発効果を考えて地域経済を支えてまいります。 4つ目は、世界遺産登録にふさわしいまちづくりでございます。 尾道の個性、尾道の文化というものを常に念頭に置き、長く住み続けられるまちづくりに取り組んでまいりたいと思っております。 5つ目は、教育の充実でございます。3年計画で取り組んでまいりました「尾道教育プラン21」の仕上げの年度として取り組むとともに諸施設の整備を行い、尾道らしい義務教育づくりに引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 このたびの新年度予算編成に当たりましては、以上の考えを基本にしながら、限られた財源を有効かつ効率的に配分することで政策課題の具体化、計画の実現に向けて取り組みました。 主な内容につきましては、総合計画、基本計画においてお示しをしております8項目の施策に沿って順次説明をさせていただきます。 まず最初に、「交流を深めるシステムづくり」でございますが、造船のまち尾道にふさわしい夜景を醸し出すため、日立造船向島工場のクレーンをライトアップすることによりまして、新名所の一つとするとともににぎわいを創造いたします。 また、観光地宣言事業によりまして観光ボランティアの研修や著名人の足型を利用した事業を実施し、広く尾道のPRに努めてまいります。 現在、新尾道駅に設置しております物産館につきましては、全面的な改修に向け、今後の利用を含めて検討してまいります。 2番目は、「交流を支える基盤づくり」でございます。元西日本銀行尾道支店の用地を取得して、中心市街地の交流の場として活用をしてまいります。 道路整備につきましては、引き続きまして中国横断自動車道の整備促進を図るとともに、県道栗原線に接続します久保長江線長江工区や久保工区に隣接する南側の川端2工区を初めとする道路網の整備に努め、瀬戸内の十字路としての拠点性の向上を図ります。 また、情報通信機能の強化を図るため行政情報化を推進してまいります。特に、合併のために必要となります電算システムの統合については、万全を期してまいります。 3番目は、「芸術・文化を育てる環境づくり」でございます。旧広島銀行市役所前出張所を借り受けまして、できる限り原形のままで歴史博物館を開設いたします。歴史の遺物や古文書など展示する予定でございますが、映画資料館に近接しておりますので、両館ともに来館いただけるよう工夫をしてまいります。 4番目は、「活力あふれる産業づくり」でございます。本年1月に地域企業の首都圏での活動をサポートするとともに、尾道ゆかりの人的ネットワークづくりなどを目的として開所いたしました東京事務所につきましては、より活発に御利用いただくとともに情報の受発信基地としての役割を一層進め、地域経済の発展に寄与してまいります。 また、県営尾道流通団地等への企業立地に向けた営みを積極的に取り組んでまいります。 中心市街地活性化対策として、商工会議所としては我が国で最も古いと言われており、外観もすばらしいものがございます旧商工会議所ビルを改修することとし、2階部分の階段状議場の復元活用を含めまして、今後の利活用を検討することといたしております。 農林水産業振興では、ほ場整備事業として中国横断自動車道尾道松江線の建設残土を利活用する山方・市原両地区は受け入れ体制も整い、本線工事の本格化に合わせまして工事を進めてまいりますとともに、新たに伊予兼地区を計画をいたしております。 また、引き続きまして、ため池再編整備や林道整備、有害鳥獣対策や魚礁の設置等、水産資源の回復を図り、漁業生産力の向上のための環境を整えてまいります。 緊急雇用創出事業につきましては、ふれあいサロン活性化事業など5事業に取り組み、24名の雇用を創出いたします。 続いて、5番目は、「未来へのみちを拓く人づくり」でございます。昨年度から実施の「尾道教育プラン21」の仕上げの年度として、21世紀の学校づくりの事業に一層力を入れて取り組み、特色ある尾道義務教育づくりを推進していきます。 学校施設では、児童の増加に伴います高須小学校校舎を増築をするほか、職員室等へのエアコン設置に着手するなど施設整備に努めます。 また、放課後児童対策といたしましては、新たに日比崎小学校に1学級を開設し、子育て支援の充実を図ってまいります。 開学4年目となります尾道大学では、この春から4学年がそろいます。4年生はすぐに就職活動が始まりますので、就職ガイダンスなど進路支援の強化を図るとともに、2005年度から大学院を開設するための準備に力を注いでまいります。 6番目は、「市民の自信・誇り・気概づくり」でございます。まちづくりの基本となる世界遺産登録につきましては、より専門的な調査検討を行うため、体制を整備するとともに、広い視野に立った広範な取り組みを着実に進めてまいります。 自然環境の保全では、「地域温暖化対策実行計画」に基づき、環境に優しい天然ガス車を本年度に引き続いて購入し、地域への普及の先導役を果たしてまいります。 7番目は、「安全で快適な居住環境づくり」でございます。まずは、上水道事業につきましては、原田地区上水道拡張事業を2008年度の完了を目指して工事を開始いたします。 また、公共下水道の普及と浸水対策の推進を図り、あわせて小型合併処理浄化槽整備事業の推進により、快適な居住環境の整備に努めてまいります。 住宅政策では、ひらはら台住宅建設のための造成工事を行うほか、既設の市営住宅の受水槽設備や電気設備の改修を行います。 ごみ処理につきましては、排出抑制、再使用、再利用を基本として、ごみの減量化を促進するとともに、循環型社会の形成を目指してまいります。 その他、道路照明等の交通安全施設整備、急傾斜地崩壊防止事業など、安心して暮らせる環境づくりに努めてまいります。 また、市民生活の安全確保のため、消防施設整備を2005年度の移転完成を目途に、東尾道に消防庁舎建設工事を開始いたします。 8番目は、「生涯にわたって幸せに暮らせる社会づくり」でございます。本年度から障害者みずからサービスを選択する支援費制度に移行しましたが、初年度であり少々混乱もございましたが、利用者本位のサービスが提供されるよう努力してまいります。 少子化対策につきましては、2町との合併を見据えまして、新エンゼルプランの次期プランに対応いたします次世代育成支援行動計画を策定します。 また、強い市民要望でございます乳幼児医療につきましては、本市独自での拡大を計画しておりましたが、県の制度が充実される予定でございますので、内容を見きわめて積極的に対応する予定でございます。そのほか、子育て支援センターの運営、延長保育、一時保育などの保育サービスを提供して、共働き家庭等の多様なニーズにこたえていきます。 高齢化社会への対応では、元気な高齢者がたくさんいるまちを目指して、介護予防、生活支援事業等の充実を図り、自宅に閉じこもることがないように地域住民と積極的に交流が図れるよう支援するために、交流の場を充実させてまいります。また、施設整備補助として、特別養護老人ホームを建設する社会福祉法人に対して補助を行います。 新しく男女共同参画プランの策定を行うこととしており、人権文化センターにつきましては、社会教育施設としての機能を一層強め、人権教育・啓発の拠点として利用の拡大を図るため、改修を行います。 健康づくりの推進につきましては、健康診査や予防接種の受診啓発や乳幼児の健全発達を基本としての予防対策を目的とした母子相談事業に取り組むなど、子どもから大人までみんなが生き生きと暮らせる社会づくりを目指します。 その他、職員から募集したまちづくりアイデア事業につきましては、継続2件の事業を採択し、実施することとしております。 企業会計におきましては、水道事業では、さきに申し上げましたとおり、原田町及び木ノ庄町木梨山方地区への給水区域拡張のための工事を開始し、未普及地域への解消を目指します。 また、水道施設の耐震化や安定供給のため、給水池の改良及び管路延長9,300メートルの整備並びに防士浄水場整備の更新などを行うこととしております。 自動車運送事業では、車両購入などを初めダイヤ支援システム等の設置により運行業務の効率化を図ってまいります。 なお、車庫用地の売却を予定しております。今後も厳しい経営環境が続くことが予想されますが、引き続き効率的経営を行いながら輸送サービスの向上に努めてまいります。 病院事業では、引き続き院内総合情報システムの整備など、診療環境の改善に努めてまいります。 また、全身マルチスライスエックス線CTを初め、各種の医療機器を整備して、安全で高度な医療を提供するとともに、呼吸器・消化器等の専門外来を設置し、わかりやすい診療体制にするなど、患者サービスの向上と健全な病院経営に努めてまいります。 以上、2004年度の事業の概要を御説明いたしましたが、予算額につきましては、一般会計総額は348億1,700万円で、対前年度比では6.8%の増収となっております。 特別会計では、港湾事業を初め11会計で合計304億9,506万6,000円で、対前年度比では0.1%の増額となっております。 企業会計では、3企業合わせまして126億4,582万5,000円となり、対前年度比では0.6%の増額となっております。 総合計では、779億5,789万1,000円となり、対前年度比では3.1%の増額となっております。 歳入の主なものを御説明いたします。市税は、一部企業の業績改善の影響などにより4.5%の増額で112億8,225万6,000円を見込んでおります。 地方交付税では、地方財政計画では6.5%マイナスとなっておりますが、本年度の決算見込みをもととして、合併に係る特別交付税の措置分などから0.2%減額の70億9,700万円を計上しております。 国庫支出金につきましては、三位一体の改革による児童福祉施設費負担などの削減により大幅な減額になっております。 使用料・手数料につきましては、今日の経済環境を考慮いたしまして、可能な限り据え置きました。ただし、幼稚園使用料につきましては国に準じるとともに、放課後児童会につきましては、土曜日の利用に係る使用料など、改定2件を予定しております。 市債につきましては、借り入れ残高の増加を抑えるため、極力抑制する姿勢で臨みましたが、減税補てん債の借り換えに14億9,740万円を要するため45億6,550万円で前年度対比55%の増額となっております。 繰入金は、減債基金からの繰り入れを5億3,200万円と単独建設事業に充てる都市基盤整備事業基金からの繰り入れ2億2,500万円、特別会計では、介護保険事業で介護給付費準備基金からの繰り入れ4,708万5,000円など見込んでおります。 以上、2004年度の市政運営の考え方と主要な施策の概要を御説明申し上げましたが、限られた財源の中で、合併の推進、福祉サービスの充実、義務教育改革の推進、世界遺産登録を目指したまちづくり、そして地域経済を支えるため、民需誘発効果の高い事業に優先的に予算を配分するなど、創意工夫をした予算編成をさせていただきました。 現在、私たちを取り巻く社会経済情勢は変革の度合いを深め、価値観も変化してきております。2004年度はいよいよ合併の仕上げの年度でございますが、本市にとっては大きな変革の年になるに違いありません。合併問題に限らず課題は山積をしておりますが、知恵を出して当たれば必ず解決すると思っております。 御承知のとおり、現在尾道市は、世界遺産登録に挑戦をしておりますが、すぐに実現するというものでは決してございません。相当の期間がかかってもこのことを継続することが大切であり、それによって尾道文化が生まれてくるものと考えております。私は、個性豊かな魅力あふれる尾道らしさを追求するまちづくりこそが、今の尾道に求められていると確信をしております。 今後とも尾道の発展と未来の礎を築くために励んでまいりますので、議員各位を初め市民の皆様の御理解、御協力をお願い申し上げる次第でございます。 そのほかに、世界遺産の登録に向けての体制の整備を図るため、尾道市部課設置条例の一部を改正する条例案を初め各種条例等、諸案件を御提案をしておりますので、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、総体的な説明とさせていただきます。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(松谷成人) これをもって総体説明を終わります。 なお、総体質問は3月10日午前10時に開議して行いたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。                午後2時18分 散会  ────────────────── * ──────────────────   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。     尾 道 市 議 会 議 長     尾 道 市 議 会 議 員     尾 道 市 議 会 議 員...